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ヤドカリカフェ「らこむ」オーナー Peco のブログです

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台風とプリン

子どもの頃、台風というと、雨戸や窓に筋交いを打ち付けたり、停電に備えてろうそくを用意したり、雨漏りのためにバケツや洗面器を準備したりと・・・大騒ぎ。


今のこどもたちは、雨漏りなんてほぼ経験ないでしょうから、中に雑巾やタオルを入れておいてはね止めするなんてぴんと来ないでしょうね。


私の父は、当時の国鉄職員で、台風というと召集されるので、台風の日は、祖母、母、姉妹三人という女ばかり。


こうした非日常は、こどもごころには少しワクワクで、事前の買い出しも万一に備えて、普段買わないようなものも買ってしまう。


台風というとハウスのインスタントプリン(粉末の)を買ってきては、作る。雨音や風音のなかで、姉妹肩を寄せ合っては食べた。



私には、「台風というとプリン」。でも、そんなこと、誰にも言ったことはなかった。


何十年もたって、妹との何気ない会話から


「台風というとプリンなのよね」というと
「え~~、私も」


姉妹の不思議を感じた。


そして、昨日、オーフリアンディーズにケーキを仕入れに娘と行くと、


「台風だからプリン買おうか」と娘がいう。
「なぜか、台風だとプリンなのよね」


親子の不思議を感じた。


ま、ただそれだけの話なんですけどね。

2019年10月13日

新米

 

 大学時代の畏友が、Uターンして、専業農家になった。

 原発の後の対応の悪さに東京電力と喧嘩した挙句、電気代未納で送電を止められ、意地で、すべてを自家発電に切り替えるという、ま、性格的には、歪んでいるというか曲がっているというか、まっすぐすぎるというか・・・煮ても焼いても食えないし、食べたくもない男だが、作るものは本当においしい。

 平飼の鶏の卵は、黄身が箸で持ち上がるほどしっかりしている。卵かけごはんが、ごちそうと思える味。

 お米も完全無農薬。化学肥料も使わず、蓮華を咲かせ鋤き込み、除草剤を使わないために、合鴨のひなを田んぼに放し、合鴨が水を掻くときに雑草の育成を抑えてくれるという自称「れんあい米」。

 特に新米は、おかずがなくても、いくらでも食べられる。「銀シャリ」とは、よく言ったものだ。

 

 現役で工業大学の学生になったのに、失恋して「カムイ伝」を読んで人生観が変わり人文学部のある大学を受けなおしたという彼が、出版社の編集者を経ての専業農家への転身は、びっくりしたが、自家発電のソーラーシステムなども自分で作ってしまう今のその生活には、必要だったのかもしれない。

 

 新しい農業用の道具(耕運機や田植え機や・・・)を農協に借金して買わされて、払い終わる前に、また、新型を買わされる。農協のあり方にも反抗して?故障しても、自分で部品を調達したり工夫したりして、使い続けている。何でも作ってしまう。

 

 素直にすごい!と言ったら

 百の仕事ができるから「百姓」っていうんだ!!と威張られた。

 

 冷静に考えたら、お米作りというのは、一生で50回ぐらいしか挑戦ができない。

一回失敗したらまた、1年がかり。

 今日失敗したら、明日。この製品失敗したら、次の製品。と何百回も、何千回も試せるわけではない。

 

 たった50回しか挑戦できないと思うと、1回にかける必死さも本気度も違ってくる。

 

 そんな1年がかりの結晶を、特に美味しく頂ける「新米」の季節がやってきました。


 

 ここまで引っ張っておきながら、らこむのお米は秋田の小野さんからの直送で、諸事情から完全無農薬の彼のお米ではありません。

 

 でも、食味は負けず劣らずおいしく、つやつやと輝いていますので、ぜひ、食べに来てください。

 

 

 

 

2019年09月16日

9月「とり」メニュー

9月8日、台風15号の接近が心配される中、らこむ開催。

最近は、ポスティングもしないのに、固定客がお越しくださって、開店と当時に入店。満席。というありがたい状況です。

厨房もだいぶ慣れてきて、「ほいよ」と元気にオーダーを受けていますが、久しぶりに今月はやりかしてしまいました。

フロントスタッフが、伝票の取り方を変えたため、手間取り、オーダーが厨房まで通っていないケースが発生。

待てど暮らせど料理が出てこないあの悪夢を再び再現してしまいました。

心優しいお客様は、「いいですよ」と笑顔でおっしゃってくださいましたが、連れの方はとっくに食べ終わっているのに・・・

 

 

慌てて作るものの、そこが手作りの悲しさ。オーダーが入ってから調理。時間がかかる。

 

特に今回の「ハーブバターチキン」は、ハーブバターとチーズがとろ~りと溶け出てくる鶏もも肉のフライ。俵型のおいしいチキンではありますが、大型なので火の通りに時間がかかる。

しかも、チーズが溶け出さないように、中に串を刺して火の通りを確認できない。

 

まさに、勘で調理。

 

慌てて作ってお出ししたら、あら、中まで火が通っていない。げー、作り直し。

ってことで、お代はいただけません!

 

作り直した一人のお客様はフロントスタッフの友達。「こんなにばたばたしているんじゃ、もう一回ほかの店で修業しなおしだね」と厳しいお言葉。

 

ちょっと成長してきたと思っていたのですが、まだまだ、先は遠い。

がんばります。

 

ってことで、お客様も忍耐で、またお立ち寄りください。

 

ここにくると、おいしい手作り料理が500円で召し上がっていただけるのみではなく、寛容さと忍耐が身に付きます・・・失礼しました。

2019年09月09日

夏休み

 

 


少し長い夏休みをとって、長野県野尻湖の山荘に来ています。

子供たちが小さなころは、毎年、夏をここですごしていました。

子供たちが大きくなると、親に付き合ってくれなくなり、山荘を借りることもなくなりました。

昨年、久しぶりに来てみると、大人の山ぐらしもなかなかいいもので、野尻湖を眺めてビールを飲んだり、黒姫名物の本当に甘~いトウモロコシをバーベキューして食べながらビールを飲んだり、高原野菜をたっぷり入れたバスタを肴にビールを飲んだり・・・

 

あれっ???ビールばかり飲んでいる。

 

ということで、今年もただただのんびり、ぐ~たら、だらだら・・・しています。

エアコンのいらない山の風が届きますか?

 

 

 

寝たいときは寝て、食べたいときは食べて、運動したいときはして、本を読みたいときは本を読んで・・・

24時間を自由に使える喜びを満喫しています。

 

楽しい時間はあっという間に過ぎるので、長いと思っていた休みもあっという間に折り返し。

 

でも、帰ったらすることがあるというのもまた張り合い。

残りの日々を堪能して帰ります。

 

心配なのは、帰ってから仕事着のスーツが着れるだろうか???ということ・・・ちょっとビールを減らさなきゃ

2019年08月15日

スイカのケーキ

 


「らこむ」でもファンの多い「オー・フリアンディーズ」のケーキ。

パティシエは、実は、同級生。

学生時代も何かと手作りクッキーなどを作ってきてくれた。

親の実家がお寺でおやつといえば和菓子・・・に抵抗して?洋菓子が大好きになったのだとか。

教師になるべく教育実習まで行っていたのに、やっぱりケーキ屋になりたいと、都内の有名ケーキ店に押しかけて修業させてもらったつわもの。

当時のケーキ屋は製作にかかわれるのは男性ばかり。体力のいるパティシエに女子がなれるわけないという偏見の世界。

 

さらに、店の粉と砂糖と牛乳を使って修業をさせてやっているという考え方が一般的で、早朝から夜遅くまで働きながらもらえるのは小遣い程度。

交通公共機関が動いていない時間の移動が多いので、バイクにまたがってどこへでも。当時の手紙に「メットをかぶって高速を走っていると、誰も女とは、ましてやおばさんとは、気づかない・・・と。

 

そんな中で、実力をつけ、テレビで小倉智昭さんも「これは好き」とコメントしてくれたほどに。そういえば、暮らしの手帳で特集記事が書かれたことある。

 

フランスで修業をした後、帰国して、さらに数年東京で仕事をした後、故郷浜松に戻り開いたのがオーフリアンディーズ。

 

友達だから言うのではなく、ショートケーキの味は絶品。我が家では、記念日には、かならずオーフリアンディーズのホールケーキ。

 

イチゴは定番。本当に丁寧に作業して作られています。

メロンはおすすめ。季節によってはイチゴより好きかも。

そして、今月提供するスイカのショート。水分の多いスイカはショートケーキにするのは難しいのか、よそで、見たことがない。

 

 この季節限定。しかも今回は、頼み込んで作ってもらいました。

 ぜひ、召し上がってください。

2019年08月03日
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