台風とプリン

子どもの頃、台風というと、雨戸や窓に筋交いを打ち付けたり、停電に備えてろうそくを用意したり、雨漏りのためにバケツや洗面器を準備したりと・・・大騒ぎ。


今のこどもたちは、雨漏りなんてほぼ経験ないでしょうから、中に雑巾やタオルを入れておいてはね止めするなんてぴんと来ないでしょうね。


私の父は、当時の国鉄職員で、台風というと召集されるので、台風の日は、祖母、母、姉妹三人という女ばかり。


こうした非日常は、こどもごころには少しワクワクで、事前の買い出しも万一に備えて、普段買わないようなものも買ってしまう。


台風というとハウスのインスタントプリン(粉末の)を買ってきては、作る。雨音や風音のなかで、姉妹肩を寄せ合っては食べた。



私には、「台風というとプリン」。でも、そんなこと、誰にも言ったことはなかった。


何十年もたって、妹との何気ない会話から


「台風というとプリンなのよね」というと
「え~~、私も」


姉妹の不思議を感じた。


そして、昨日、オーフリアンディーズにケーキを仕入れに娘と行くと、


「台風だからプリン買おうか」と娘がいう。
「なぜか、台風だとプリンなのよね」


親子の不思議を感じた。


ま、ただそれだけの話なんですけどね。

2019年10月13日